カノムパンサンカヤー
私が最近ずっとはまっているタイのお菓子が、カノムパンサンカヤー。
サンカヤーとは、ココナッツミルクベースのカスタードクリームです。
オレンジ色がかった茶色のタイティー味(サンカヤータイ)と、緑色のパンダンリーフ風味(サンカヤーバイトゥーイ)があります。
シンガポールのカヤジャムも有名ですが、カヤジャムがジャムなのに対してタイのカヤはクリーム。もっとゆるい感じです。(…たぶん。カヤジャムはあまり食べ比べたことがないのですが)
トーストに塗ってあったり、クリームパンのように中に入っていたり、いろいろな種類がありますが、私は角切りにして蒸した食パンをカヤにつけて食べるカノムパンサンカヤーが好き。カノムパンはタイ語でパンのことです。カノムはお菓子の意味なので、パンそのものがタイではお菓子の一種という位置付けなのでしょうか。
カノムパンサンカヤー。パンは蒸してあって、温かくふわふわ。 右上の卵色のがサンカヤータイ(タイティー味のカヤ)です。 (BTSサムヨット駅そばのお店オンロックユン) |
人気のパンやさんのクリームパン。 緑色のパンダンリーフ味のカヤ、サンカヤーバイトゥーイがたっぷり。 右上のオレンジ色の袋のはタイティー味。 (シーロムのパン屋さんD.K.ベーカリー) |
こちらはトーストに塗ってあるもの。 このスタイルが一番多く見かける気がします。 シュガーバターとか、チョコシロップとか、トーストに甘いものを塗ってをこんなふうに 角切りにたものがよくメニューにあります。 (プルンチットのサマンタオヘリテージコーヒー) |
カヤだけで瓶に入ってお店で売っていたりもするのですが、自分で作れれば、日本に帰ってからもタイ喫茶気分に浸れていいな、と思い家で作ってみることにしました。
インターネットで調べたら、レシピ動画がたくさん出てきました(もちろんタイ語、でも材料は字幕でも出るし、中には英語のレシピもありました)。
基本的には、ココナッツミルク、タイティー、卵と砂糖を混ぜて、湯煎にかけて混ぜるという作り方なのですが、どれも量が多いし、配合もまちまち。
そこで、いつものように(レシピ通り作らない悪い癖ともいえます)色々なレシピを参考に自分で作りやすい分量でレシピを考えてみました。
最初挑戦したときは、全卵を使うレシピを参考にやってみましたが、混ぜているうちにどんどん分離してしまい、ぼそぼそのひどい仕上がりになってしまいました。
撃沈の記録。 |
そこで、卵黄だけを使うことにして、湯煎の温度も上がりすぎないように気をつけて再挑戦。
やっと思った通りのなめらかなクリームになりました!
実はこの写真で添えているのは、パンではなくて、この前の日に焼いていたシフォンケーキです。
ひどく底上げして大失敗だったのですが、食パンがなかったので代わりにしてみました。
甘さがかなり控えめのシフォンケーキなので、カヤをつけてもばっちりでした。これは立派にスイーツのメニューになりそう。
というわけで、レシピを記録しておきます。
◾️◾️サンカヤータイ(タイティー風味のココナッツカスタード)◾️◾️
◾️材料◾️
ココナッツミルク 125cc
*タイティーのティーバッグ 2個
*お湯 150cc
卵黄 2個
砂糖 30g
ココナッツシュガー 30g
コーンスターチ 大さじ1
パンダンリーフ(バイトゥーイ) ひと枝
真ん中の葉っぱがパンダンリーフ。 なくてもタイティーとココナッツミルクで十分香りはあると思いますが、 あればより本格的な香り(になるはず)。 |
◾️作り方◾️
- 鍋に湯せん用のお湯をわかしておく。*のお湯とティーバッグで濃いめのタイティーを作り、100cc用意する。
- ボウルに卵黄、砂糖とココナッツシュガー(かたまりは予めフォークなどで細かくしておくと良い)を入れて泡立て器でよく混ぜ、ココナッツミルク、タイティーを入れて混ぜる。コーンスターチをふるって加え、混ぜる。
- パンダンリーフを洗ってから折って2の液に入れ、手でもみこんで香りを移す。
- 沸かした鍋のお湯にボウルの底をつけ(お湯はボコボコ湧いていると温度が高いので、細かい泡が出ているくらいの弱めの火加減にする)、泡立て器で絶えず混ぜながら湯煎で加熱する。30分くらい混ぜ続けるとだんだんとろみがついてくるのでがんばる!混ぜた泡立て器の後が残って好みの硬さになったら火からおろし、容器に入れて冷ます。
お皿に入れて、エバミルクを少しかけて、角切りにして蒸した食パン(レンジで少しチンするのでもいいと思います)をつけて食べれば、ばっちりです!
濃いめのコーヒーに練乳を混ぜたものと一緒にぜひ。
お店のオレンジ色っぽいものより色が茶色いですが、レシピ動画では着色料を使っているものもあったし、こんな感じの色のものを出しているところもあるので、これでいいのかな、、と思います。
もしかしたら、お店のはもっと黄身の分量が多いのかもしれません。
でも、好みの濃さに仕上がったので、まずはこのレシピで記録しておきます。
緑色のパンダン風味のものは家族も私もそこまで好きではないのですが、やっぱりせっかくだから作ってみようかな〜。
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